前回はプランニングや仕込みについて掲載しました。
9月に入りたちばなや様の現場に着工し、進んでおります。
着工し解体移設作業・埋設物の処理から進めました。
水栓の解体と給排水を準備します。後に垣根の柱や舗装・バルブ・筧・景石・植栽などの取り合いがあるのでピンポイントの位置にて進めていかなければなりません。
土壌の保水性が低く瓦礫も多かったので土壌を入れ替えました。
植栽計画に合った土壌を作りながらの作業です。
続いて洗い出し舗装です。着物の風合いにも合うように配合を考え、種石を撒きます。
モダンデザインを取り入れているので、目地板も3mm程薄く削ってあります。
たかが3mmですがこの3mmでグッと垢抜けますね。細部意匠の積み重ねが雰囲気を作ります。
移設した水栓の左官です。こちらも洗い出しにします。
左官や給排水設備・解体・塗装なども極力自社施工です。外注すると金銭的にも嵩みますし、庭の敷居が高いものになってしまいます。
左官材料を塗り付け乾くのを待つ間に鉄柱の塗装や景石などを並行して進めます。
つくばいを組んだところです。すでに絵になりますね。
『布泉』の水鉢の磨き仕様です。銭形の磨き仕様はなかなか見かけません。
布泉の文字も着物屋さんにピッタリですし、磨きの仕上げや口の大きさなどのデザインもピッタリ。
独立したての時に仕入れたとても思い入れのある水鉢ですが、出し惜しみせず使います。
竹垣の材がなかなか入らず先に高木のモミジ類を植えました。
少し重たく硬い枝を抜いていきます。あまり違いがわからないですかね。。?
一般的な剪定とは違い個々の植木だけじゃなく全体の空間性を見ながらの作業です。
剪定技術、造園業者と言ってもピンキリですが、間違いなく言える事は庭をデザインから作れる方でないと本当の意味での庭の手入れは務まらないと思います。
スタッフさんも含め皆様とても楽しみにしてくれていて嬉しいです。
お店の方はどなたも素敵な方ばかりです。
まだ終わってもいないのに何回もお願いして良かったと言って頂けて庭師として冥利に尽きます。心から感謝申し上げます。
残りは竹仕事と残りの植栽・コケ張り。もっと喜んでいただけるよう頑張ろう。
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