②の続きになります。
石積みが仕上がり、駐車場の下地です。
整形ですが自然系のランダムな目地の入れ方をしています。日本の明治〜大正の建具などによく見られるようなデザインを取り入れました。
一方でローズガーデンや洋風庭園など海外のものは整形で人工系のシンメトリックなデザインですね。
洗い出し作業風景です。関西の黄色っぽい土を使い柔らかく色彩を調和させます。
玄関前の丹波石の石張りを始めました。有難いことに昼食を度々お世話になっております。
玄関までの上り勾配や玄関内部やお施主様のお人柄を考えて大判を積極的に張り、どっしりと安定感のあるように張りました。
石仕事は本当に美的感覚が出ます。石材の選定・コーディネートについてや全体の図形、切石や大きい石の配石、目地や塵などあげたらキリがありません。
今回も最後まで一人で張りきりました。設計から施工を最後まで一人の作家が手掛けなければ和風に限らず造園は芸術と呼べないと思っております。
経済活動の効率化・分業化の昨今では考え尽くされて心が打たれるような良き仕事を造園の世界では見かけることが殆どありません。
奇を衒った物や新しいものはそれだけで目立つかもしれませんが飽きがくるというか、どこか虚無感を感じてしまいます。
大変お手間や苦労が掛かりますが、やはり格に入り格を出たものは飽きが来なく何年経っても色褪せる事のなく光って見えると思っております。
図形だけを切り取ったのですがこれだけでアートだなと思いました。
生活動線が確保できたので駐輪場部分を進めていきます。
土留を兼ねた塀です。土地・空間を少しでも有効活用できるよう兼ねれる場所は兼ねて広くゾーニングしております。
こんな感じの下地です。これより左官のオンパレードです。
余談ですが、お施主様よりホワイトアスパラを頂きました。
富良野産の露地初もの、3L(ここ重要)だそうです!!とても美味しく頂きました。
ちゃんと茹で汁も使いました。
また続きを更新いたします。
横浜 横須賀 鎌倉 逗子 綾瀬 平塚 藤沢 大和 海老名 厚木 伊勢原 秦野 庭 造園 外構 新築 改修 日本庭園 茶庭 露地 日本文化 設計・施工「生活と調和した空間芸術の庭」「作家作品の庭」植陸(ウエロク)