石工事が終わり竹垣工事です。いきなり現場ではなく仕込みです。
いつもお世話になっている竹大さんにて仕込みをしていただきました。本当に頼りになります。
竹大さんは生花関係の仕事もしているので知っている方も多いですね。
作業風景。結んでいる時は無心そのものです。
なるべく垣根が長持ちするように構造や木材処理に工夫がしてあります。
ゆっくりと朽ちていく様はとても風情がありますね。
垣根工事を終えて植栽・景石工事です。樹木の材料選定にも大変苦労しました。
一番集中する作業で、日々過ごす中で鍛え続けてきたバランス感覚が活きる時。
お茶や生花のように配置一つで空間に緊張感が出たり、間が抜けたりします。
その中で日本的などこか寂しく落ち着く配地を探します。樹木は成長するので、成長速度や将来のバランス感覚も考慮しなければ行けません。
植栽工事を終えて工事完了です。
とても素敵になりました。やはり洗練された和の庭を作ることはとても気を張り詰め疲労します。苦しんだ時間が嘘のように見ていて癒されます。
造園は設計者と施行者が同じ、作家作品として作庭して初めて芸術と言えるでしょう。
作者やお施主様の人間性が垣間見れるとても尊い芸術です。
本当に楽しいお仕事でした。杢巧舎様・各材料屋さんに感謝。
また季節を変えて撮影したいと思います。
参考植栽樹種
イロハモミジ・アオダモ・サクラゲンカイ・ハイカンツバキ・タマアジサイ
ナンテン・卯の花・マンリョウ・センリョウ・キチジョウソウ
スギゴケ・ホソウリゴケ
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