葉山S様邸 新築外構・造園工事②伝統工法 杢巧舎 葉山町 庭師

の続きで着工後の流れになります。

先駆けて小さい重機で細かいところを掘削し、大きい重機にて造成・下地掘削を同時に進め土の搬出。

造成のための土留ブロック積みも進めます。

現場内での発生土の中でやりくりし、水捌けの悪い土を優先して搬出しました。

各所下地・路盤が出来ました。広いお庭をさらに広く使えるよう、デッドスペースの無きよう、奥の石積み花壇の土留も兼ねたブロック積みとなりました。

どの計画地にも長所・短所が必ずありますので、長所を伸ばし短所を克服できるデザインを考えます。

続いて石積み。

石材は『美和産業』さんオリジナルのグラデーストーンK2

同じ石積み模様を共有できる方のみで作業いたしました。

本計画に関しては、暖色のややコッテリ目な色彩の建物に対し、外構を冷たく引き締まった印象にした方が対比が効いて互いに良く見えると思っておりました。

対比だけでは敷地全体が一体として繋がりませんので、モダンな要素の共通点を石積みに持たすため、石材は長いまま(シャープな長方形)の線が見えるように積みました。

土地柄に合ったなんともセレブリティーな印象に仕上がりました。小端積みは手間がかかりますが石積みの中でも一番高級感があると思っております。

重量物の植栽のみ先に搬入しておきます。

細部の部材にもひと手間加え塗装します。モダンデザインですので徹底して色や形のバリエーションを少なくしていきます。

土間の準備をしたところです。建築工事も進み照明が付いて雰囲気が出てきました。下地のワイヤーメッシュと相まったシャープさがとても綺麗でした。上記の対比のイメージが伝わりやすい工事中の今だけの景色でございました。

打設風景です。動画を撮ってありますので改めて編集してアップできたらと思います。

一度仕上げたのですが雨が降ってしまい仕上げ直しました。広い面積ですので養生が出来ず、天に祈ることしか出来ませんので終日ハラハラしていましたが無事に仕上がりました。

過ぎてしまえば良き思い出になりますね。

パーゴラ・デッキも完成し、リビング前の敷石も入りましたので施工しました。石積み材と同じグラデーストーンにて四角い平板を特注しておりましたので入荷に時間がかかりました。

お施主様の生活スタイルと調和した広々とした庭の空間になってきました。

残りは植栽の追加・芝張り・ロボット芝刈り機の設置など。

全て終えて新緑の頃にまたお写真を頂きアップできたらと思います。

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「生活と調和した空間芸術の庭」「作家とつくる理想空間」植陸(ウエロク)